- 耐熱
- 中古物件購入+リノベーション
- 北陸
戸建ての思い出を継承するマンション
- 構造RC造
- エリア北陸
- 既存築年 1988年
- 改修竣工年月2023年
- 敷地面積0.00㎡
- 延床面積106.80㎡
- 金額 1,500万円 ~2,000万円
断熱
- 等級
- 5
- 省エネ地域区分
- 6地域
- UA値
- 改修前 1.06w/㎡・K
- 改修後 0.56w/㎡・K
- ZEH水準 ネット・ゼロ・エネルギー
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
このマンションは窓上に設けられたガラリから給気を行う構造となっていました。断熱のために全窓に内窓を設置していますが、そうすると給気口を塞いでしまうことになります。そこで、全熱交換型の24時間換気システ
元々は一戸建ての住宅にお住まいだった奥様。ご主人様が他界されてからは大きな家で1人住まい。3年前の冬には水道管が凍結してしまい、大変不便な思いをしたこともありました。年を重ねたこれからの生活を考えると、戸建てでの1人住まいには大きく不安を感じておられました。
そんな中、妹様が暮らすマンションに空き部屋ができたとのお話しが。妹様の近く「スープが冷めない距離」に住むことができれば、こんなに心強いことはありません。築36年になるその建物を内見してみると、立地は良いものの、水廻りには段差があり、暑さ・寒さが厳しいお部屋でした。検討の末その部屋を購入し、リノベーションを行って住み替えることとなりました。
戸建てのお住まいにはこれまでご主人様と一緒に暮らした思い出がたくさん詰まっています。ご夫婦で集めたコレクション、思い入れのある家具など。こういった思い出を感じられる品々をマンションでも使用できるよう、家具の配置やそれにあう色合いなども含めてプランニングしました。特に目を引くダイニングの大きなテレビボード。元々はL型形状だった飾り棚をリメイクし、テレビボードに生まれ変わっています。
また懸念の1つだった水廻りの段差。配管経路などを考えると床を下げることはできず、廊下や居室の床を水廻りに合わせて上げるしかありません。床が上がったことにより天井との距離が近くなると部屋の圧迫感が出るのではないか。かといって安易に梁を現すのでは景観を損ねる可能性も。壁の位置、家具の位置、部屋の役割などいろいろと考え改善方法を検討しました。結果、玄関部は折り上げ天井、LDKは大梁の現しとしています。
その他、天井と壁にはアクアフォームNEOによる吹付断熱を施し、全ての窓に複層ガラス、アルゴンガス入り、Low-E加工有りの高品質の内窓を採用。窓からの熱の出入りを最小限に抑えています。