- 耐震+断熱
- 持ち家リノベーション・リフォーム
- 北陸
山間に建つ、”ほっ”とできるわが家
2024年度
選考委員賞受賞
- 構造木造在来2階建て
- エリア北陸
- 既存築年 1973年
- 改修竣工年月2024年
- 敷地面積337.19㎡
- 延床面積158.30㎡
- 金額 3,000万円 ~3,500万円
断熱
- 等級
- 6
- 省エネ地域区分
- 5地域
- UA値
- 改修後 0.43w/㎡・K
耐震
- 上部構造評点
- 改修前 0.13
- 改修後 1.04
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
元々の間取りでは、2階外周壁直下に1階の壁がほとんど無い状態でした。ただ、新しい間取りをプランする中でも、2階壁直下に壁を設けてしまうと、1階の間取りに大きく制限が出てしまうことに。そこで、1階の間取
福井県福井市の山間に建つ、築51年の一軒家。
亡きご祖父様が裏山の木を切って建てたという建物は、「長年住み続けてきたご祖母様とお母様がこれからも思い出を感じながら暮らせるように。」というお孫様達の思いによってリノベーションが進められていきます。
雪深い地域に建つ家は50年以上の歴史と、これまでの気候により大きく劣化が進んでいました。
屋根の瓦はずれ、瓦と雪の重みに耐えきれなくなった部分は垂木の折れやたわみが見られました。
また、車椅子を使っての介護をしながらの生活ですが、家の中には段差が多く、介護者への負担も大きいもの。
これからの生活や万が一の安全面を考えると、、、不安を抱えながらの生活でした。
お客様のご要望もふまえた改修ポイントは大きく3つ。
①メンテナンスの手間がかからない、安心できる建物にする。
⇒重たい屋根瓦を下ろし、ガルバリウム鋼板に葺き替えることで頭を軽く。外壁も合わせてガルバリウム鋼板に貼替。
耐震面では内部の耐力壁増設、水平構面の強化など補強を施し、「福井市木造住宅耐震改修促進事業補助金」を取得。
②車椅子での介護がしやすいつくりにする。
⇒一部を減築することで、敷地奥まで車が入れる外構に。駐車スペースからお部屋へ直接入ることのできるスロープを配置。ベッドで過ごす時間が長いことを考え、豊かな自然を眺めることができる位置に寝室を設けました。
③家中どこへいっても暖かい、体にやさしい家に。
⇒開口部はもちろん、屋根・外壁・床下の全てに断熱施工を施しています。
窓(APW430、トリプルガラス樹脂サッシ)、玄関ドア(ヴェナートD30、断熱ドア)、屋根断熱(アクアフォーム215mm厚)、壁断熱(アクアフォーム95mm厚)、床下断熱(パイナルフォーム4号90mm厚)