• 耐震+断熱
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元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

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Before
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Process
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  • 構造木造在来2階建
  • エリア関東信越
  • 既存築年 1937年
  • 改修竣工年月2024年12月
  • 敷地面積 777.48㎡
  • 延床面積 281.68㎡
  • 金額 4,670万円

断熱

等級
6
省エネ地域区分
5地域
UA値
改修後 0.35w/㎡・K
エネルギー消費性能(太陽光発電なしの削減率)
BEI= 0.67 (削減率 33% )

耐震

上部構造評点
改修前 0.10
改修後 1.01

■お客様の想い、ご要望
お施主様のお住まいは、市街化調整区域。農家を営まれていた先代様が建てた築84年の「農家住宅」。190mm角の大きな柱や、現代では入手できない様な大きさの立派な丸太梁でつくられていました。
「コンパクトな新築の方が費用が掛からない」ともお伝えしましたが、
「先代から引き継いだ家を残したい」
「丸太梁など歴史を感じられる要素を室内空間に取り入れたい」
「広い家でのびのびと暮らしたい」
様々な思いを重ね合わせて既存住宅の性能向上リノベーションをご選択されました。
その他のご要望
・仏壇のある1階和室(10帖×2)は、可能な限りそのまま残したい
・冬暖かく、夏涼しい家 
・2階にも水廻りを設置して二世帯住宅化すること
など。
■設計方針
①これからの時代に合わせ「性能向上」(性能設計・施工)を行うこと
②現代の暮らし方ができるように間取りをアップデートすること
③古いモノの豊かな質感を活かした空間になる様にコーディネートすること
1階は間取りの大幅な変更は行わず、耐震性や断熱性向上を目的として派生した工事内容のみ。2階は暮らし方に合わせて大幅な間取り変更を行った。ただし前提条件として、南側面には隣家様が隣接しているため、南側に大開口サッシやLDKなどの居心地を求める部屋を配置する事が最善ではなかった。そのため北東側に約20帖のLDKを配置。屋根勾配に沿った勾配天井として、丸太梁をダイナミックに見せる空間とした。愛煙家のご主人のためにLDKの隣には半屋外空間(非断熱空間)となるインナーバルコニーを配置。
■エピソード
1階ホールの天井は、昔 囲炉裏があったときの名残りですすけてまっくろ。解体後にその様子を見たお母さまが「これ出したい!」と急遽計画変更。今ではお施主様と私たちの良い思い出。
施工後は各階エアコン1台づつで暖房できているとのことです。

After リノベーション後

玄関ホール。天井と建具、濃い色調の箇所は昔からの物。新しい建具はデザインと寸法を既存建具に寄せて計画。玄関わきの板戸を開け放つと、縁側に続きます。この板戸は断熱材入りで、冷暖房時期には閉めて冷暖房領域を分かちます。
2階ホール。建築時の記録が刻まれた通し柱は動線の真ん中へ。内装は施主様DIYによるダークブルーの輸入塗料仕上。無骨な構造材と組み合わさってヴィンテージ感のあるコーディネート。
2階LDK。小屋組みを空間の主役にした。コンパクトキッチンの脇には入れ子形状(キューブ型)のパントリー。テーブルは細長いものを2つ組み合わせてあり、必要に応じて並べ替えれば幅900mmの大テーブルになる。真鍮ペンダントライトも可動式でフレキシブルに。
LDKに隣接したインナーバルコニー。愛煙家のご主人のための空間。窓外には外付ブラインドを設置して西日と外部からの視線を抑制。他の室内が安定した温度環境だからこそ、外気温を感じられる居場所が気持ちよく感じられます。
以前は寝室だった2階南側の細長い部屋。もともとの形状を活かして、ご主人待望の趣味室へ。

Before リノベーション前

北西側外観。 道路拡張がなされた幹線道路沿い。3方向(東・北・西)が周囲からよく見える立地であった。
玄関ホール。床は以前のリフォームで上張りされている。壁には過去の地震の影響で石膏ボードの継ぎ目に沿ってビニルクロスが切れていた。
2階の広すぎて使われていなかった空間。190mm角の柱には建築年と棟梁の名前が記されていた。
2階リビングの北側方向。外には幹線道路の高架橋が見える。
結露などの影響で壁紙はめくれていた。
2階南側の洋室12帖。日当たりは良いが隣家から丸見えの位置関係であった。

Process リノベーション施工中

西側の下屋を減築し、上下階の耐力壁位置が通るようにしました。
既存は玉石基礎だったため、外周部を含む新規耐力壁下部には新規布基礎を打設。あと施工アンカー金物も設置しています。
工事費を抑えながら、既存建物の姿を残すために耐力壁を増やし過ぎない事を目的として、「制振テープ」を採用。※制震テープの性能は補強計算には含んでいません。
床断熱は熱橋を考慮して大引間(t60)根太間(t55)の2層充填。床下湿度を考慮してXPSを選択。
2階の壁断熱はHGW(t120)充填及び付加断熱ネオマフォーム(t60)外張。室内側には可変透湿気密シートを施工。
内部耐力壁は構造用合板。小屋裏の耐力壁上部には筋交いを設置。

Point 技術的なポイント

■防腐防蟻処理
ボロンdeガード(ホウ酸系)
■温熱仕様 
【改修前】
開口部 :アルミフレーム単板ガラスサッシ
玄関戸 :
天井断熱:無断熱
     2階リビングのみ袋入りグラスウールt50
壁断熱 :無断熱
床断熱 :無断熱、1階一部のみXPSt30
【改修後】
開口部 :YKKAP APW430
    ※1F非冷暖房室は YKKAP エピソード
玄関戸 :YKKAPコンコード片引戸袖壁付
屋根断熱:セルロースファイバーt350
下屋天井断熱:マグイゾベールコンフォート24Kt240
    ※インナーバルコニー床部分共
壁断熱 :1階ネオマフォームt60付加(外張)
     2階マグイゾベールコンフォート24Kt120
       ネオマフォームt60付加(外張)
床断熱 :1階床/ミラフォームMKSt55 60
     1階DKのみ/ 根太間既存XPSt30 防湿層付HGWt60
     2階床/根太間ミラフォームMKSt55
     ※計算には含めていません。
基礎断熱 :パフォームガードt100
換気設備 :Panasonic IAQ-V 壁掛ダクトレス熱交換
     
■耐震仕様
基礎:玉石基礎範囲 耐力壁下部に新規布基礎、ガードアンカー、ホールダウン金物設置
壁:外周部は構造用MDF(ノダハイベストウッド)及び制振テープ、内部耐力壁は構造用合板と筋交いを併用
柱頭・柱脚金物補強

Plan 間取り

Before リノベーション前

After リノベーション後

Company 企業紹介

株式会社 大庄

性能向上リノベーションにより断熱はG2クラス、耐震は耐震等級3相当まで引き上げる設計を行っています。性能向上リノベデザインアワード2023で優秀賞獲得。

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