- 耐震+断熱
- 東北
- 戸建て
- 持ち家リノベーション・リフォーム
木跡 -キセキ-
2025年度
特別賞受賞
- 構造在来軸組工法
- エリア東北
- 既存築年 1955年
- 改修竣工年月2024年2月
- 敷地面積 185.00㎡
- 延床面積 96.06㎡
- 金額 2,000万円~2,300万円
断熱
- 等級
- 6
- 省エネ地域区分
- 5地域
- UA値
- 改修前 1.47w/㎡・K
- 改修後 0.46w/㎡・K
- (改修前の3.19倍に向上)
- エネルギー消費性能(太陽光発電なしの削減率)
- BEI= 0.86 (削減率 14% )
耐震
- 上部構造評点
- 改修前 0.36
- 改修後 1.42
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
■断熱
天井:グラスウール10K,T240㎜ R:4.6
屋根:高性能GW16K 210mm R:5.8
外壁:高性能GW16K 105㎜ R:2.8
床下:フェノールフォーム1種2号 63mm R:3.3
窓:YKKAP樹脂PG APW330 R:1.31
■耐震
ホームズ君による診断をベースに、既存耐力壁の無効部分の各箇所は適宜見直していった。
補強金物はすべてZ金物。
耐震上不利な既存ロフトはすべて撤去。
耐力壁(筋交):移設、交換、筋交プレートによる補強
柱:移設有、柱頭柱脚金物補強
新設梁補強:金物補強有
石膏ボード:ア)12.5 ピッチ150 中200





















【築70年の「負の遺産」から、心安らぐ愛おしい我が家へ】
全面リノベーションによる価値再生プロジェクト
1. 負の記憶を上書きする「精神的再生」
血縁関係のない前居住者による無許可の改築や増築が繰り返された、いわば「負の遺産」ともいえる住宅を相続。空き家期間には野生動物が住み着くなどの状況で、お客様は住むことへの強い精神的抵抗があった。そのため、単なる利便性の向上に留まらず、間取りを抜本的に刷新することが、設計における最優先課題であった。
2. 歴史を継承する構造美と性能の追求
ご主人が梁の重厚さに目を向けリフォームして住む選択肢を検討。住宅診断により価値を再生できることに共感されマンションからの移住を決断。ロフトは撤去し、屋根の勾配を活かしたダイナミックな吹抜空間を創出した意匠の核は、新築時から家を支える小屋梁と、過去の改修で加わった梁の共演だった。無理な撤去は行わずに耐震補強を実施。梁に残る一つ一つの傷を「先人が築いたぬくもりと力強さ」として捉え直し、住まいのアイデンティティとして大切に受け継いでいる。 性能面でも妥協なく劇的に向上させ、現代の安全基準を満たす住まいへと再生させた。
3. ニーズに応える設計と、生まれ変わった暮らし
60代以降の暮らしを見据え、「ダウンサイジング」をコンセプトに、2つあった玄関の集約や動線の整理を行いました。コロナ禍の経験を反映した寝室計画や適材適所の収納により、コンパクトながら機能的な空間を実現している。
「断熱がしっかりしているので、エアコン1台を稼働し部屋の扉を開け放つだけで、家全体の室温を維持できる。記録的な猛暑中も快適に生活ができ、冬場も暖房を切って出かけても、窓からの日射だけで室温が保たれ、帰宅するとほんわりとした空気に迎えられます。妻はこの春アレルギーも軽い症状で済み、夫婦ともに(観葉植物も)健康で暮らしています。」