- ゾーン断熱+耐震
- 中部
- 戸建て
- 中古物件購入+リノベーション
地域と共に再生する住宅
2025年度
特別賞受賞
- 構造木造2階建て
- エリア中部
- 既存築年 1965年
- 改修竣工年月2025年4月
- 敷地面積 350.82㎡
- 延床面積 104.48㎡
- 金額 3,500万円~4,000万円
断熱
- 等級
- 5
- 省エネ地域区分
- 6地域
- UA値
- 改修前 3.10w/㎡・K
- 改修後 0.55w/㎡・K
- (改修前の5.60倍に向上)
耐震
- 上部構造評点
- 改修前 0.40
- 改修後 1.54
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
基礎断熱:ミラフォームΛ t=25,50
壁:デコスファイバー t=105
天井:デコスファイバー t=200
窓:APW330、エピソードⅡNEO
ドア:コンコードS30
基礎:べた基礎補強
壁:ハイベストウッドt9、構造用合板t12.5で補強、柱頭柱脚金物補強



















【性能・施工内容】
中古住宅を再生するにあたり、耐震性・断熱性の大幅な性能向上を実現。
・構造:上部構造評点1.54を確保(写真コメント参照)
・断熱:UA値3.13から0.58へ(写真コメント参照)
・維持保全対策:給水はヘッダー方式とし、点検口から全ての床下にアクセスできる
【背景・ご要望】
本計画は、知人の紹介をきっかけに中古住宅を購入し、先代が丁寧に手入れしてきた和の庭を受け継ぎながら、安心して長く暮らせる住まいへ再生することを目指した性能向上リノベーションである。施主は子育て世代であり、小さな子どもがのびのびと、安全に遊べる住まいにしたいという要望と和の庭を眺めながらくつろげる暮らしを望まれており、主要な居場所を庭側へと再配置するなど、間取りの再構築を行った。また、既存住宅が持つ趣をできるだけ残したいという希望から、残せるものは丁寧に選別しつつ、現代の暮らしに合うデザインへと刷新している。
【プラン決定のポイントと工夫】
もともと北西に玄関があり、南面の庭を活かしきれていなかった既存住宅を、庭とつながる暮らしへ再構築。玄関を東に移設し、駐車場からのアクセスを改善。生活動線と来客動線を分離しながら、南側にLDKと寝室を配置することで、どの空間からも和庭を望めるようにした。
増築されていた南側の縁側部分は減築し、かつての石の入った土間を再び見せる設計とすることで、家の記憶を次世代へ継承。減築によって出来た土庇の空間は子どもの遊び場や季節行事を楽しめる中間領域となり、内外のつながりを感じる居場所となった。リビングの畳小上がりは“現代の縁側”として、近くに住む家族が気軽に腰かけ交流できるよう設計している。
【施主様ご感想】
「南の庭を眺めながら家族で過ごす時間が増えました。耐震も断熱も安心でき、冬が楽しみです。古い建具を活かしてもらえたのも嬉しいです。」