2026.10.28
その他
国土交通省 基礎の線熱貫流率 旧評価法廃止を延期
現在、基礎断熱の評価法は新評価法と旧評価法が併用されておりますが、旧評価法は2026年10月31日に廃止する(※2024年7月29日付事務連絡)と決まっていましたが、国交省は10月21日 当面旧評価法の廃止を延期し使用を継続するという事務連絡が発信されています。
・旧評価法は、立ち上がり400mmまでの(基礎壁)と基礎を一体で評価、400㎜超を基礎壁として評価していました。
・新評価法は、土間床(底盤)の上端から下を線熱還流率、上端より上は熱還流率で評価することで、多様な形状の基礎を評価する方法として2024年7月に公開され、当面は省エネ適判においてどちらの方法を用いても可能でしたが、2026年11月以降は新評価法に一本化される予定でした。
また評価法が変わることに対し仕様規定も変更され、従来の早見表よりも広範囲をカバーする仕様早見表が公開されるとともに、掲載されていない断面の性能を仕様として第三者評価する任意評定の運用が始まっていました。
・仕様規定早見表:https://www.kenken.go.jp/becc/documents/house/3-3_261001_v27_rireki.pdf
・任意評定:https://www.hyoukakyoukai.or.jp/nini_hyoutei/index.html
しかしながら、
「新評価法と旧評価法では基礎断熱の評価手順が大きく変わる事が十分に周知がなされていない」ことが延期の理由となっています。
今後の省エネ基準上位等級への対応や、地域毎の基礎形状の多様性などに対応するには、新評価法でも十分では無いことが本事務連絡の背景にあると思われます。
いつまで旧評価法の使用が継続されるかは明示されておりませんが、新評価法へ移行するための準備を整えておくことが必要と思われます。
2026年10月21日 事務連絡
◎「建築物エネルギー消費性能適合性判定等における基礎の線熱貫流率評価の取扱いについて」
https://www.mlit.go.jp/common/002027707.pdf
◎従来の解説動画:「土間床等の外周部の線熱貫流率の変更について」
https://www.shoenehou-online.mlit.go.jp/movielist/cat04/k05/
※出典:一般社団法人 発泡プラスチック建築技術協会(B-CeP)