- 耐震
- 四国
- 戸建て
- 中古物件購入+リノベーション
世代をつなぐ家
- 構造木造2階建て
- エリア四国
- 既存築年 1980年
- 改修竣工年月2025年8月
- 敷地面積 330.81㎡
- 延床面積 138.29㎡
- 金額 1,500万円~1,800万円
耐震
- 上部構造評点
- 改修前 0.33
- 改修後 1.03
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
●断熱性能
床:スタイロエースⅡ t=40mm
壁:高性能グラスウール14k t=90mm
天井:高性能グラスウール20k t=155mm
窓:プラマードU
●耐震性能
一般法ではなく詳細法を用いて、無駄のない補強設計プランを作成(ソフト:達人診断)
基礎:スラブコンクリート打設
壁:柱頭・柱脚部金物補強・構造用合板による耐震壁の作成



















引き継げる家にしたいという思いから始まったリノベーション。依頼をいただいたのはこの物件の北裏に住むI様ご一家です。「3世代で暮らしているが、一階が駐車場で庭もなく、手狭に感じています。庭が広く日当たりの良いこの物件が水害を受けたままで売りに出されていたので、リノベして父と母に住んでほしい。将来的には自分たちも住みたいと思える家にしたい。」と息子さんご夫婦は話されました。
家族全員の希望をなるべく盛り込み、庭を眺められるLDK、無垢の床、薪ストーブ、2つのキッチン…と打合せは進みました。
しかし、当初は耐震補強の予定はありませんでした。転機が訪れたのは工事が始まり解体が終わった頃。お母さんが「地震が心配。安心して暮らしたい。」とおっしゃいました。そこで工事は一時中断し、耐震診断からスタート。数値として弱さが分かり、耐震工事に踏み切りました。
基礎は布基礎と石束が混在していたため、スラブコンクリートを施工し補強。既に間取りが決まっていたため、希望間取りのまま補強できるように一般法ではなく詳細法を用いた計算を行い、無駄のない補強設計プランをたてました。フルリノベであることを活かし、金物補強は小さな数値をまんべんなく配置させ、一部に大きな負担がかからないような設計としました。
水害で流れ落ちていた外壁は胴縁を組みなおし合板、断熱材で補修しました。またLDKや寝室は内窓を取付け、暖かさも確保しました。
完成後、「追加のお金を出してでも耐震改修をして本当によかった。毎日お父さんと安心して暮らせます。」とお母さん。息子さんご夫婦も「隣だから何かあってもすぐ駆け付けられるし、娘たちもおばあちゃん家に行くのを楽しみにしています。天気のいい週末は3世帯で集まってバーベキューをしたいです。」と話していただきました。
冬には薪ストーブが焚かれ、暖かな団らんの時間になりそうです。