- ゾーン断熱+耐震
- 持ち家リノベーション・リフォーム
- 首都圏
住みながら価値あるリノベーション
- 構造木造瓦葺2階建
- エリア首都圏
- 既存築年 1979年
- 改修竣工年月2024年
- 敷地面積148.76㎡
- 延床面積107.32㎡
- 金額 1,700万円
断熱
- 等級
- 3
- 省エネ地域区分
- 6地域
- UA値
- 改修後 1.42w/㎡・K
耐震
- 上部構造評点
- 改修前 0.32
- 改修後 1.11
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
耐震と断熱改修の提案により、工事費は当所のご予算の1.7倍にまで膨らんでしまいました。そのご負担を軽減すべく、各種補助金の活用に徹しました。秦野市木造住宅耐震改修工事補助制度¥1,065,000、先進





















2023年2月、息子さんと2人暮らしのN様(お母様)と、1~3の優先順位の付いた50項目以上ある要望書を元に、打ち合わせをスタート。その主な内容は、経年劣化で使いづらくなった水廻りと、古く汚れてしまった床・壁・襖・障子等の張り替えでした。はじめに築44年の旧耐震の建物に、市の耐震改修補助制度をご提案させて頂き、10月に耐震診断を実施致しました。上部構造評点は0.32で倒壊する可能性あり。その後の補強設計で1.11まで改善し、一応倒壊しないまで向上させることができました。次にご提案させて頂いたのが、住宅省エネキャンペーン。外壁を壊すことなく7台の窓と玄関ドアを交換。外皮平均熱貫流率は、1.42までに改善し、体感できるほどに断熱性は向上しました。2024年10月、LDKの床・壁・天井の解体から着工。家財はすべて二間続きの和室に移動した後、食品庫を解体し、蟻害に遭った柱を抜き、梁を補強。耐力壁には構造用合板を張り、床は発泡ポリプロピレン断熱材、壁・天井はグラスウール断熱材を充填しました。グレードアップした床材を施工後、念願のシステムキッチンを設置して、最後は和室に移動した家財を元に戻して、無事LDKの工事は完了しました。11月、浴室・洗面脱衣室・1階トイレと水廻りの工事を行いながら、和室二間の耐震補強に取り掛かりました。天井・床を壊さない壁補強キットを採用致しましたが、耐力壁の不足により、9尺の引違い窓は6尺の窓に入れ替え3尺の耐力壁を造り、押入の引違い戸も半分は耐力壁とし、開き戸に変更致しました。押入の使い勝手は以前より悪くなってしまいましたが、可動棚を設置し、キャスター付きの物置き台を造って対応させて頂きました。いつどこで発生するか分からない巨大地震に備えて、まずは命を守る、そしてこれから安全に安心して暮らしていける我が家の完成に、大変ご満足を頂けました。