- 耐熱
- 持ち家リノベーション・リフォーム
- 東北
154坪から15坪への大減築リノベ
2024年度
特別賞受賞
- 構造木造在来平屋建て
- エリア東北
- 既存築年 1994年
- 改修竣工年月2024年
- 敷地面積1527.50㎡
- 延床面積49.58㎡
- 金額 1,500万円
断熱
- 等級
- 6
- 省エネ地域区分
- 3地域
- UA値
- 改修後 0.24w/㎡・K
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中

















母屋(昭和30年築)130坪に増築(平成6年)総二階建て24坪、計154坪の家を15坪の平屋建てに減築リノベするプロジェクト。
当初は他のビルダー数社に相談に行くも、全ての事業者で解体新築の提案だったそうです。
一時期は新築も検討したそうですが、どこの見積もりも2000万円越えで悩んでいた時に、知人から弊社を紹介され相談に来ていただきました。
お話を伺うと、施主さまは50代という事もあり平屋で終の棲家として考えているとの事でした。唯一の希望は暖かいこと。出来ればリフォームで実現したいと考えていたそうですが、どの会社もリフォームは無理との返答だったそうです。
ただ、お住まいを見せていただくと古い母屋に不自然に総二階の部分がくっついている状態でした。
聞くと子供が生まれたころに、主寝室と子供部屋が欲しく、水回りのない居住空間を増築して廊下で繋いだとの事。
現調すると、増築棟は基礎も床下の状態も良く、充分リノベに適した建物でした。
母屋と増築棟の2階を解体し、希望の平屋に生まれ変わらせるフルリノベーションで提案をしたところ、最初は本当にそんなことが出来るのかと疑心暗鬼の感じでした。その後はプラン提示の他に、温熱計算をし同等の断熱性能の家の内覧会などに参加いただき、弊社に決めていただきました。
断熱は充填の他に付加断熱も行いUA値0.24、気密測定ではC値0.4を出す事ができました。
また、終の棲家との事でしたが、将来子供たちがこの家を相続することも考え、メンテナンスの少ないガルバ外壁や高耐久防水シート、無垢のフローリング、吹込みセルロースファイバーなどを採用いただき、リノベでありながら数十年後の相続まで考えました。
お引き渡し後は、「想像より暖かくて大好きなビールが進んで困っている」と笑顔で仰っていただきました。