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セカンドライフのためのゾーン断熱リノベーション

After
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Before
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Process
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  • 構造木造軸組工法2階建て
  • エリア東北
  • 既存築年 1989年 (築35年)
  • 改修竣工年月2023年
  • 敷地面積176.00㎡
  • 延床面積85.85㎡
  • 金額 1,450万円

断熱

等級
5
省エネ地域区分
5地域
UA値
改修後 0.55w/㎡・K

耐震

上部構造評点
改修後 1.15

〈当初の希望〉
退職後の住まい方について、住み替えなども検討される中で、
当初は「2階の寝室を、将来に備えて1階の和室を洋間変更して利用できるようにすること」
がリフォームにあたっての希望でした。
〈調査~提案〉
調査の際に、サーモカメラで撮影してみると、家全体の温度がかなり冷えており、
暖房をしていない廊下や部屋は外気と同じ氷点下前後になる近い状況でした。
水まわりの温度も2月では5℃前後となっており、冬場のヒートショックの危険性と
現在の国の基準・省エネ性能についてご説明し、断熱改修を出来る限り行う

After リノベーション後

〈キッチン・ダイニング〉 〈出窓のハツリ施工〉 アルミ枠で出来た出窓部分から熱の損失が大きいため、ハツリ施工で出窓を解体しAPW330に交換を行った。
〈温度測定〉 改修後の断熱効果を図るために、スイッチボットを置いていただき、居住空間の温度変化を把握できるようにした。 温度を住まい手も意識することで、健康で快適な室湿度の把握につながり、過剰な加湿を防ぐことにもつながります。
〈玄関ホール+階段〉 大きなFIX窓を家事動線を考慮した、APW430のテラスドアとしました。 また、1階のみの改修なので、2階からの冷気が下りて来ないように、階段の登り口に気密性を考慮した、立川ブラインドのプレイススウィングを取り付けました。吹き抜け空間は開放感のある高さを残しつつ、天井を新たに設け、玄関ホールから2階に暖気が逃げないようにしました。
〈気密測定〉 改修後に気密測定を行いました。
〈換気システムの断熱施工〉 日本住環境のルフロ400を設置しました。 断熱施工の専門施工者に設置作業を行っていただきました。

Before リノベーション前

〈朝7時台のリビング〉 サーモカメラで撮影するとはっきり筋交いが見えるほど壁が冷え切っていました。壁を解体すると、この範囲は階段下に全く床の合板・断熱材等が全てなかったため、直下の基礎の通気口からはいる外気と同じ状況でした。壁の表面温度は1.1℃(外気とほぼ同じ) ※撮影日 2023年2月4日
〈トイレ〉 冬場溶けない雪が残る北側に面するトイレ。窓のアルミ枠は-6℃まで下がっている状況でした。(ガラスは既存も複層) 窓際からコールドドラフトが起きるので、トイレに座ると背中側に冷気が流れているように感じられます。 ※撮影日 2023年2月4日
〈キッチンと勝手口ドア〉 石油ストーブと床暖房をつけて料理をしてもかなり寒く、勝手口は結露していた。コンロのすぐ横なので、料理をする際にも冷える為、寒さ対策に緩衝材を貼ってお住まいでした。 ※撮影日 2023年2月4日
〈和室の出窓〉 出窓の周りから冷気が入り、非暖房室の為、夜はほぼ外気と同じ程度まで下がる。土壁は東日本大震災の際の揺れで、割れて落ちている部分もあった。 真壁の風合いも良く残したかったのですが、寝室としての使い勝手と断熱性を優先し、ネオマ断熱ボードで大壁としました。
〈蟻害〉 廊下側から気密施工の際に開けたところ、トイレの手洗い付近に基礎から1mほどの蟻害。調査の際も少し床が柔らかい感じがした。(※基礎に人通口が無く、区画されているために調査に入れなかった。) この他、玄関ドア横の雨樋の裏側や在来浴室にも蟻害があった。
〈既存の断熱材〉 出窓の下に押し込まれたグラスウール。 施工前にサーモカメラで計測すると、断熱材の隙間から入る冷気がかなり見え、体感でもわかる状況だった。 図面では階間にも断熱材が記載してあったが施工されていなかった。

Process リノベーション施工中

〈リビングの窓交換〉 アルミの複層窓から、APW330に交換。 既存のアルミ枠は3m幅ほどあり、樹脂窓での最大寸法よりも大きいため、柱を設置して引違い窓からウィンドキャッチ連窓で室内に風を取り込みやすく設計。
〈階間断熱施工〉 セルロースファイバーを300㎜施工。 外壁側だけでなく、全ての間仕切り壁もグラスウールを袋に入れて壁内で膨らませる気流止め施工をし、1階と2階の階間に吹き込みを行いました。
〈和室の出窓交換〉 和室を寝室にするにあたり、ヘッドボードが近く、起床時に寒さを感じないよう出窓を取り払いAPW330へ交換。風通しが良い立地で「なるべく窓を開けておきたい」という要望もあり、通気シャッターで防犯性と通風性を確保した。耐震のために、合板とネオマボードを施工し真壁から大壁仕様になった。
〈気流止め〉 床面と天井を300㎜開口し、全て気流止めを行いました。
〈寝室床〉 次世代省エネ建材(内張り断熱)の対象である、ミラフォームラムダを使用。
〈耐震施工〉 金物と合板で補強を行いました。

Plan 間取り

Before リノベーション前

After リノベーション後

Company 企業紹介

株式会社 佐元工務店

創業66年 【一度のお付き合いから一生のお付き合い】をモットーに地域密着企業として安心をお届け致します。

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