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TSUNAGU三重の家

2023年度 性能向上リノベデザインアワード 選考委員受賞
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  • 構造木造軸組工法2階建て
  • エリア中部
  • 既存築年 1985年 (築39年)
  • 改修竣工年月2023年
  • 敷地面積164.74㎡
  • 延床面積128.79㎡
  • 金額 2,800万円

断熱

等級
6
省エネ地域区分
6地域
UA値
改修前 3.56w/㎡・K
改修後 0.43w/㎡・K
(改修前の8.30倍に向上)

耐震

上部構造評点
改修前 0.33
改修後 1.78

〈Before〉
増え続ける空き家や資材高騰などの社会問題を抱える今。住宅性能表示制度が見直されることを機に、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、リノベーション事業での取り組みを再考しました。
今までは既存住宅ストックや空き家だった実家など、予算内でデザイン性重視のリノベーションをして心が喜ぶ暮らし方を求める施主様が多く、耐震や断熱の優先度は二の次になりがちでした。
耐震性能や断熱性能を向上させるべく、性能向上リノベの会に加盟し、社内チームを立ち上げることに。
ちょうど弊社近くの施主様邸だった

After リノベーション後

窓から繋がるダイニングキッチンと庭。ワイドスライディングから見える景色が額縁になり、ウチとソトの曖昧な領域を生み出します。ウッドデッキに腰かけて、自然を感じながらチルする時間を満喫できます。
開放的な吹き抜けの玄関は、洗面スペースを備え、多目的スペースとして使えます。 断熱玄関ドアは、顔認識キー搭載のヴェナートD30を採用。お客様にスマートドアを体感していただけます。
LDKの耐震フレームⅡは耐震性能を高めつつ、素材選びや職人技を集めて制作した天井のルーバー装飾とも美しく調和します。 壁面のリサイクル内装ボードがアクセントに。セメント素材独特とコーヒー豆かすの色合いが、独特の温かみを感じさせます。
窓からの明るい光が差し込むLDK内に、天然木の味わいをプラス。突き板フローリングはアカシアで、つやつやとした触感と模様がユニーク。 イギリスのアンティーク家具を修理して生まれ変わった家具や革製品の破片を加工したラグにも似合います。
足元フロート風キッチンから、庭を見ながら作業するイメージを体感できます。いずれは、地元の方が利用できるお料理教室、レンタルキッチンなども計画中です。
2階は、窓外を眺められるワークスペース、ミニキッチン、トイレがあります。セカンドリビングと洋室は間仕切りせず、可変レンタルスペースとして自由に使えるようにしました。

Before リノベーション前

道路に面した場所にあり、駐車場は軽自動車2台分しか停められません。車が主な交通手段である三重県での暮らしを考えると、駐車場は狭く家は広すぎました。
南面には仏間のある和室から縁側が見え、襖を開けると明るい光が入りました。この縁側の雰囲気や採光を活かしたいところ。
家の中心にあった薄暗いダイニングキッチン。南面は玄関と階段に遮られ、一切光が届きません。東西も部屋に囲まれているため、北面キッチン前の窓と勝手口が唯一の明かり取りでした。
玄関横にある変形した6.9帖の応接室。道路側に面した出窓があり明るいものの、夏の日射や騒音が気になります。
洗面脱衣室を通らないと、トイレへ行けないのは不便。カラフルな浴室は、タイル貼りが賑やかで明るい気分になれる反面、ひんやりと寒く、現代の暮らしには合いません。
2階の続き間の和室。南面には、こぢんまりとしたバルコニーがありました。廊下を挟んだ向かいには2部屋の洋室があり、2階はおそらく子世帯が暮らしたと思われます。

Process リノベーション施工中

鉄筋コンクリートの布基礎があらわになった解体後の内部。
減築部の瓦を剥がし、外構塀として再利用。瓦はガルバニウム鋼板に葺き替え、屋根の軽量化を図りました。
南面X方向の開口部壁内に設けることが多い耐震フレームⅡは、今回はあえて現しに。Y方向の耐力壁に含めつつ意匠的に見せることで、耐震性と意匠性を両立しました。LDK内の2箇所に設置しました。
外周面に耐力面材、内部は既存の柱や梁を補う形で筋交いを施工しました。床にはボード状の断熱材と気密テープで気密性を確保。
天井と壁に吹付断熱を施工した後の玄関ホール。この状態での見学会を開催し、地域の方へ今の断熱を知っていただきました。
石膏ボードを施工する前に、気密測定を行いました。気密性能にも重点的に取り組んだことで、C値0.4という結果に。この建物はハガキサイズ半分程度の隙間に抑えることができました。

Plan 間取り

耐震や断熱性能を体感できるモデルハウスとして活用すること、相談の多い一世帯での暮らしを想定。
動線や熱効率の観点から減築して、ゆるやかな曲線が奥へ誘う小庭を造りました。
吹抜けの玄関ホールには洗面スペースを設け、2階と繋がる階段へのアクセスもスムーズ。
LDKを中心に回遊できる間取りで、ダイニングキッチンとリビング間は、フレームⅡでやんわりとゾーニング。
ダイニングキッチンからウッドデッキの延長線上にある庭を眺められ、暮らしのウェルビーイングを感覚的に提案します。
北面に水廻りを集約した家事動線、駐車場近くのSICと隣接したプライベート用玄関の使い方など、暮らし方をイメージしやすくしました。

Before リノベーション前

After リノベーション後

Company 企業紹介

株式会社 アルフレッシュ

保有資格
  • 既存住宅状況調査技術者
  • 耐震技術認定者
  • CASBEE建築評価員
  • 二級建築士
  • 宅地建物取引士

平成7年の創業以来、地域密着型のリフォーム専門店として取り組んでおります。 現在は中古住宅の物件探し・購入から、融資相談、リノベーションまでワンストップで対応しています。 弊社所有のリノベーションのモデルハウスでいつでもリノベの体感をして頂けます。